こんにちは。
今回は、「羽アリ=黒アリ」と思い込んで安心してしまいがちな方に向けて、実は怖いシロアリの羽アリについてわかりやすく解説します。特に、春〜夏の時期に「大量の羽だけが落ちていた…」という経験がありませんか。
羽アリはどうして飛び出してくるの?
シロアリは、土の中や木材の中に**集団(=コロニー)**で生活しています。
そして巣が大きくなりすぎて手狭になると、新しい住処を求めて「羽アリ」となり巣を飛び立ちます。
これは、子孫を残すための行動。
生殖能力を持つオスとメスのシロアリたちが、ペアになって新しい巣を作るのが目的です。
飛び立った羽アリの行動パターン
羽アリは、少し高い位置から一斉に飛び立ちます。
ですが、実際は飛行能力がとても低く、バタバタと羽ばたいて数メートル程度しか移動できません。
そして、地面に降り立った羽アリは…
- すぐに自らの羽を落とす
- オスとメスがペアになり
- 地中や木の隙間などに潜って、新しい巣作りを開始
…するのですが、実はほとんどの羽アリが新たな巣を作ることなく命を落とします。
そのため、家の中で
- お風呂場
- 洗面所
- 窓際
- 玄関
などに、大量の羽だけが落ちていることがあります。この羽が「どこから来たのか?」が、非常に重要なポイントになります。
羽アリが出た場所=シロアリが潜んでいる場所かも?
シロアリの羽アリが発生したということは、その周辺にコロニー(巣)があると考えられます。羽アリの寿命は短く、飛び立った直後に死ぬ個体も多いため、羽だけが散乱していることもよくあります。
羽がよく見つかる場所に心当たりがあるなら、ぜひその周辺を以下のようなポイントでチェックしてみてください。
黒い羽アリ=黒アリとは限らない!
多くの方が勘違いしやすいのが、
「黒い羽アリ=普通のクロアリでしょ。問題なし!」
という思い込みです。
でも実は、シロアリの羽アリも黒っぽい色(茶褐色〜黒)をしています。
つまり、見た目だけでは黒アリと見分けるのが難しいのです。
さらに言えば、シロアリは分類上**「アリ」ではなく、「ゴキブリの仲間」**。
これも意外と知られていないポイントです。
黒アリとシロアリの大きな違い
| 特徴 | 黒アリ(クロアリ) | シロアリ(羽アリ) |
|---|---|---|
| 食べ物 | 人の食べ残しや虫など | 木材を好んで食べる |
| 害の有無 | 基本的に無害 | 家の構造に大ダメージ |
| 分類 | ハチの仲間 | ゴキブリの仲間 |
| 巣の場所 | 土や石の下など | 床下・壁・柱の中など |
シロアリの侵入経路を見逃さない「蟻道(ぎどう)」とは?
シロアリは、太陽の光や乾燥が苦手。
そのため、「蟻道(ぎどう)」という土製のトンネルを作りながら侵入してきます。
この蟻道は、
- 家の基礎部分
- 束石や土台
- 外壁の隙間
などに現れることが多く、発見=シロアリが活動中の可能性大です。
特に木材と地面が近い部分や湿気が多い場所は要注意。
羽アリが発生する時期を知ろう
羽アリは、年中いつでも発生するわけではありません。
種類によって発生時期が決まっています。
| 種類 | 発生時期 | 特徴 |
|---|---|---|
| ヤマトシロアリ | 4〜5月の昼間 | 日本全国に分布。床下の被害が多い |
| イエシロアリ | 6〜7月の夜間 | 被害が家全体におよぶ危険アリ |
| アメリカカンザイシロアリ | 6〜9月・昼間 | 乾いた木材も加害。家具などから広がる |
まとめ|羽アリを見つけたら、まず確認すべきこと
- 羽アリが飛び立つのは、巣が近くにある証拠
- 羽だけが落ちていたら、その周辺を要チェック
- 黒い羽アリでも、シロアリの可能性があるので要注意
- 家の土台や基礎に蟻道がないか、定期的にチェックする習慣を
- 心配な場合は、無料調査をしてくれる専門業者に相談を
見た目だけではわからないからこそ、ちょっとした羽や羽アリの存在を見逃さないことが、家を守る第一歩です。


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