家の中に出てくる虫といえば、ゴキブリ、クロアリ、シロアリ…。どれも見たくない存在ですが、実はこの中で意外な関係があるのをご存じですか?
シロアリは「ゴキブリ目」の昆虫
まず驚くのが、シロアリはゴキブリの仲間だということ。見た目は白く、アリのように集団で動くので「アリ」と思いがちですが、分類学的には昆虫網ゴキブリ目シロアリ科。つまり、ゴキブリのグループに入ります。
シロアリの歴史は古く、出現したのは約3億年前。一方、ゴキブリは約3億8000万年前から存在しており、まさに“生きた化石”ともいえる存在です。
クロアリとは生き方が似ているけれど…
シロアリは、アリと同じように巣を作り、女王アリを中心に兵隊や働きアリが役割分担をして生活しています。その社会性やコロニー構造は、ハチ目のクロアリとそっくり。
では、なぜ「アリ」という名前がついたのでしょうか?
それは、生活様式がアリにそっくりだからなんです。
しかし、分類的にはまったく別の昆虫。クロアリは「ハチ目」、シロアリは「ゴキブリ目」。見た目は似ていても、幼虫の姿や成長のしかたは全く違います。
シロアリにとってクロアリは“天敵”
同じ「アリ」と名のつく2種類ですが、シロアリにとってクロアリは敵。なんと、クロアリはシロアリを捕まえて食べてしまいます。仲間ではなく、むしろ自然界ではシロアリを狙う存在なのです。
ゴキブリは本当に「生きた化石」
さて、話をゴキブリに戻します。家の中で出会いたくないナンバーワン昆虫、ゴキブリ。
実は彼らも3億年以上前から姿をほとんど変えず生き延びている、文字通りの生きた化石です。暗くて湿った場所を好み、夜中にこっそり活動するのが特徴です。
台所、トイレ、下水口、排水口……清潔にしていてもゴキブリが通っただけで病原菌が付着する可能性も。だからこそ、見かけたら即対応が必要なんです。
ゴキブリの生態と危険性
ゴキブリは雑食性で、動物質も植物質も、さらにはビニール袋や石けんまで食べることがあります。しかも水がないと生きていけないため、台所や風呂場、トイレに現れやすいんですね。
さらに厄介なのは、繁殖力の高さ。条件がそろえば、すぐにでも住みつき、増殖を始めます。
シロアリやゴキブリを寄せ付けないために
どちらも家にいてほしくない存在。大切なのは、住みよい環境を与えないことです。
- 食べ物を出しっぱなしにしない
- 湿気をためない
- ゴミはこまめに捨てる
- 隙間や穴はふさぐ
- 定期的な点検と掃除を心がける
「うちはきれいにしてるから大丈夫」と思っていても、ちょっとした油断で住みつかれてしまうことも。予防と早めの対処が何より大切です。


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