以前、アシナガバチの駆除依頼を受けて、あるご自宅を従業員が訪問した時の話です。
「自宅の中にハチが出てくる」とのことで、室内を調査。しかし、アシナガバチの巣は見つかりませんでした。
ところが、調査を進めて床下に入ったときのことです。
思いがけず、シロアリ防除施工の跡を発見しました。
■ お客様は“駆除だけ”のつもりだった?
不思議に思い、お客様にお話を伺ったところ…
「4〜5年前にハチの駆除をお願いしたことがある。そのときに薬を撒いてもらったけれど、シロアリの施工までは頼んでいないと思う」とのこと。
しかし現場を見る限り、薬剤は床下だけでなく天井裏にまで散布されていました。
これは明らかにシロアリ防除施工の形跡です。
おそらくその当時の業者が、アシナガバチの駆除依頼に来て、そのまま床下や天井にも薬剤を撒いたと考えられます。
■ 必要のない場所に薬剤?天井裏にまで…
床下ならまだしも、薬剤の必要性がない天井裏にまで薬が撒かれていることには正直驚きました。
これは以下の点で問題があります:
- 依頼者の了承なしに行った可能性が高い
- 適正でない場所への薬剤散布
- 高額請求の恐れ
お客様自身も「シロアリの処理までしてもらったなんて知らなかった」と驚かれていました。
高額な請求をされていたとしたら、非常に悪質なケースだと言えるでしょう。
■ 某大手シロアリ業者の手口に注意
ここで思い出したのが、以前に私の職場の従業員から聞いた話です。
やはり大手の某シロアリ業者によって、同じような被害にあいかけたという内容でした。
その会社では以前、以下のようなトラブルが多数報告されています:
- 「床下点検に来ました」「無料で見ますよ」と訪問点検を装って家に上がる
- 実際に被害がないのに、「このままだと地震で倒れますよ」などと不安を煽る
- 消費者が理解しないまま高額なシロアリ工事を契約させる
点検に来ただけのはずが、いつの間にか薬を撒かれていた。
説明が不十分なまま、高額な施工をされた。
こうした被害は、決して他人事ではありません。
■ 駆除・点検は信頼できる業者に
今回のアシナガバチの駆除は、最終的に巣は見つかりませんでしたが、床下の状況確認を通して思わぬ問題が浮き彫りになりました。
ハチもシロアリも、住まいの安心に関わる大事な問題。
だからこそ、業者選びは慎重に行うべきです。
チェックすべきポイント:
- 作業前に見積もりや説明があるか
- 不要な作業を勝手に進めていないか
- 「今すぐやらないと危ない!」という不安を煽る言葉に注意
🐝まとめ:アシナガバチの相談から見えた、業者選びの落とし穴
アシナガバチが家に出てきたら、まずは安全第一で駆除を依頼することが大切です。
ただし、その業者が本当に信頼できるかどうかを見極めることも同じくらい重要です。
そして、知らないうちに床下や天井裏に薬を撒かれていた…なんてことがないように、施工内容や契約書はしっかり確認しましょう。
住まいのトラブルを防ぐ第一歩は、「何を、誰に、頼むか」が大事になります。


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