害虫駆除業者の事務しているハネ子です。
現場で働くプロの方々から、たくさんの話を聞かせてもらう機会があります。そんな経験を活かして、今回は「羽アリ」について、できるだけわかりやすくお話ししたいと思います。
夏前になると、家のまわりにふわふわと飛ぶ羽アリ…。
「ん?これってシロアリ?それともクロアリ?」と気になったこと、ありませんか?
結論から言うと、羽アリ=すべてシロアリではありません。
実は、羽アリには「シロアリの羽アリ」と「クロアリの羽アリ」がいるんです。見た目が似ているので、一般の方が見分けるのは正直難しい…ですが、いくつかのポイントで判別できます。
羽アリとシロアリの関係
まず、「羽アリ」とは何者かというと…
▶ **シロアリが“繁殖のために羽を生やして飛び立った姿”**が羽アリです。
これは「生殖虫」と呼ばれる特別な役割を持ったシロアリで、新たな巣をつくるための旅に出ています。
でも、同じように飛び回る羽アリの中には、クロアリの仲間もいます。
つまり、
- 羽アリ=見た目の状態の名前
- シロアリ・クロアリ=生物としての種類
というわけですね。
黒い羽アリに要注意!
特に注意していただきたいのが「黒い羽アリ」。
「黒い=クロアリだから安心」と思いがちですが、実は「ヤマトシロアリ」というシロアリは、羽アリになると黒っぽくなるんです!
つまり、見た目が黒い羽アリでも、シロアリの可能性があるということ。
「白かったらシロアリってわかるけど…黒は見分けがつかない💦」
そんな方は、飛んでいる時期や場所をチェックしてみてください。
群飛の時期はシロアリ発見のチャンス!
シロアリが羽アリとなって飛び出す時期は、ある程度決まっています。
これを「群飛(ぐんぴ)」といいます。
以下のタイミングを知っておくと、羽アリの正体が見えてきます。
| シロアリの種類 | 群飛時期 | 時間帯 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ヤマトシロアリ | 4〜5月 | 昼間 | 黒っぽく、比較的寒い地域に多い |
| イエシロアリ | 6〜7月 | 夜(電灯に集まる) | 加害力が強く、主に温暖地に多い |
| アメリカカンザイシロアリ | 6〜9月(数回) | 昼間 | 家具や木材の中で繁殖するタイプ |
この時期、羽アリを見かけたら、ただの虫だと見過ごさず、しっかり観察することが大切です。
羽アリを見かけたらどうする?
羽アリを見かけた時点で、すでにシロアリが家の中や周辺に潜んでいる可能性があります。
特に「室内で羽アリを見かけた」場合は、要注意です。
✅ 黒い羽アリが昼間に出てきた → ヤマトシロアリかも
✅ 夜、電灯の周りに羽アリが群がっている → イエシロアリの可能性あり
見た目だけで判断するのは難しいので、少しでも不安を感じたら、専門の業者に調査を依頼するのがおすすめです。
まとめ
- 羽アリには、シロアリとクロアリの2種類がある
- 黒い羽アリでも、シロアリの可能性がある
- 群飛の時期・時間帯をチェックすれば、種類の見極めに役立つ
- 羽アリを見かけたら、早めの対応が家を守るカギ!
家を大切に思う主婦の立場としても、「たかが虫」と思わず、羽アリは家のSOSのサインかもしれません。ご自宅で羽アリを見かけた方は、ぜひこの機会に一度チェックしてみてくださいね。


コメント