庭や公園、玄関先などでよく見かけるアリたち。
小さな体でせっせと働く姿はかわいくもありますが、時には「刺された」「噛まれた」と驚くこともあるのではないでしょうか?
今回は、アリの種類と行動の違い、そして近年話題のヒアリの危険性について、わかりやすくご紹介します。
アリには2タイプいる!羽アリと羽なしアリ
アリには、羽のある「羽アリ」と羽のない「羽なしアリ」がいます。
実はどちらも同じ種類のアリなのですが、違いは「生殖能力があるかどうか」です。
- 羽なしアリ:働きアリや兵アリ。生殖能力はなし。
- 羽ありアリ:雄アリと雌アリ。ある時期だけ現れ、子孫を残す役割を持っています。
羽ありアリが巣から一斉に飛び立つ行動を「結婚飛行(けっこんひこう)」といい、4〜11月ごろによく見られます。
このタイミングで「羽アリが大量発生している!」と驚く人も多いですね。
アリって人を噛むの?
はい、アリは羽の有無に関係なく人を噛むことがあります。
基本的には自己防衛のためで、身の危険を感じたときに攻撃してくるのです。
噛まれた場合、多くは「チクッ」とする程度ですが、人によっては赤く腫れたり、水ぶくれのような症状になることもあります。
その原因は、「蟻酸(ぎさん)」と呼ばれる物質。これは一部のアリ(ハチの仲間)だけが持っている成分で、皮膚に炎症を起こすことがあります。
もしアリに噛まれてしまったら…
- 流水で患部をよく洗う
- こすらない・かかないように注意
- 痛みや腫れがひどい場合は皮膚科の受診をおすすめします
アリには「噛むタイプ」と「刺すタイプ」がいる!
アリは大きく分けて次の2種類に分類されます。
| タイプ | 攻撃方法 | 代表的なアリ |
|---|---|---|
| 噛むアリ | 顎で噛む | クロオオアリ、アカアリなど |
| 刺すアリ | お尻の針で刺す | ヒアリ、ハリアリなど |
刺すアリは、ハチのように毒針を持ち、体内から毒液を注入します。刺された場合はハチに刺されたような激しい痛みを感じることがあります。
怖い外来種「ヒアリ」とは?
近年、日本でも問題になっているのが**外来種の「ヒアリ」**です。
ヒアリは、見た目こそ普通のアリに似ていますが、非常に攻撃的で危険なアリ。
最大の特徴は、「何度も刺すことができる」ことです。
- ミツバチのように一度刺して終わりではなく、スズメバチのように繰り返し刺す
- 針には強い毒をもち、アレルギー体質の方はアナフィラキシーショックを起こすことも
- 軽症なら痛みやかゆみ、重症になると呼吸困難・意識障害に至るケースもあります
刺されたときは…
- 安静にして様子を見る
- 呼吸や意識に異常を感じたら、すぐに病院を受診してください
子どもやペットのいる家庭は特に注意!
ヒアリは、これまで湾岸エリアを中心に発見されてきましたが、
現在では物流の拡大とともに、一般家庭の生活圏内でも確認されるケースが出ています。
見た目では判断がつきにくいため、特に小さなお子さんやペットがいるご家庭では要注意。
公園や庭などでアリを見かけたら、触れさせないよう気をつけましょう。
まとめ:アリの習性を知って、正しく対策しよう!
- アリには羽あり・羽なしの2タイプがあり、役割が異なります
- 羽アリは繁殖のために飛び出す「結婚飛行」の一時的な姿
- 噛むアリ・刺すアリがいて、特にヒアリは繰り返し刺す危険な外来種
- 万が一刺されたら、冷静に対処し、体調に異変があればすぐ病院へ!
アリは身近な存在ですが、知らずにいると危険を見過ごしてしまうことも。
自然との付き合い方を学びながら、安全に暮らしていきましょう。


コメント