羽アリ|シロアリの見分け方

あり

日本で生息しているシロアリはヤマトシロアリ、イエシロアリ、アメリカカンザイシロアリ、ダイコクシロアリの4種類です。主に家屋に被害を出している種類はヤマトシロアリとイエシロアリです。

ヤマトシロアリ

ヤマトシロアリは北海道の西側から九州までの地域住んでいて、土台や、柱、床下、敷居などの建物下部に発生することが多いです。ヤマトシロアリは頭部がほぼ円筒形で体調の約1/2の長さで乳白色の液は出しません。 ヤマトシロアリは日本で一番多く生息しているシロアリで、玄関・浴室・土台や床組に被害を及ぼします。

イエシロアリ

イエシロアリは千葉県以西の太平洋岸に沿った温暖な地域と、南西諸島、小笠原諸島に生息しています。 被害が大きいのはイエシロアリの方で、この種類は水分を、運ぶ能力に優れており、乾燥した木材でも水で湿らせながら食べてしまいます。イエシロアリの頭部は卵型で体調の約1/3の長さで、虫にふれると、頭部先端から乳白色の液を出します。暖かい地域で多く見られるシロアリで、被害が大きくなることが多く、玄関・浴室・土台や床組はもちろん、外壁や小屋裏まで被害を及ぼします。

次にシロアリの羽アリについてですが、 ヤマトシロアリの羽アリは薄褐色で黄白色にも見えます。 イエシロアリの羽アリは黒色で、日本の種類では胸のみ黄色いものが多いです。

シロアリではなく、クロアリ

クロアリはシロアリと違って野外で活動できるため人目につく機会が多く、よく知られた身近な昆虫です。光を好まないシロアリとは全く別物です。

クロアリの祖先はハチですが、シロアリの祖先はゴキブリです。 クロアリは基本的に木材を餌にすることはないので、家屋自体に被害は及ぼすことはないですが、巣を作ることがあり、床下に侵入することがあります。クロアリ自体は問題ありませんが、これは餌となるシロアリが床下に生息している可能性もあります。クロアリは目に見えないほどの狭い隙間でも通り抜けることができるため、家屋に侵入してきます。クロアリは雑食で食べ物に対して極めて鋭く反応するため、台所等に多く侵入します。

クロアリはハチの仲間ですので、人を針で刺すことがあります。 シロアリは家屋の木材を餌にして食べることがあり、人間への害は何もしない限り、噛み付かれりすることはありません。 クロアリは人に不快感を与えることがありますが、シロアリは家屋に被害を与えます。

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