春から秋にかけて、羽の生えたアリが空を飛ぶ姿を見かけることがあります。
この羽アリたちは、アリの社会でとても重要な役割を持っています。今回は、アリの「結婚飛行」とその後の生態についてわかりやすく解説します。
羽アリって何?結婚飛行とは?
アリには雄アリと雌アリがいます。
ある一定の時期になると、この雄と雌のアリが羽アリとなり、巣から飛び立ちます。
この行動を「結婚飛行」と呼び、子孫を残すための大切なイベントです。
結婚飛行の時期はアリの種類によって異なりますが、一般的には4月から11月頃に行われます。
結婚飛行の後に起こること
- 羽アリは空中で交尾します。
- 交尾後、羽アリは羽を落とし、地中に潜っていきます。
- 雄アリは交尾後すぐに死んでしまいます。
- 雌アリは女王アリとなり、たった1人で卵を産み始めます。
女王アリは最初のうちは餌を食べずに、自分の唾液を使って卵から孵った働きアリを育てます。
翌年からは卵を産むことに専念します。
女王アリの秘密と家族の役割
- 女王アリは一度の交尾で一生分の精子を貯蔵します。
- 一つのコロニー(集団)には通常、女王アリは1匹か数匹だけです。
- 受精した卵は雌アリに、受精しなかった卵は雄アリになります。
働きアリの役割
主に雌の働きアリは、卵や幼虫の世話、食べ物の運搬、巣の拡張、敵の防御などを行います。
兵アリもいる!
種類によっては、働きアリより少し大きな「兵アリ」が混じっていることもあります。
兵アリは働きアリと同じように働きますが、より体が大きいのが特徴です。
アリは家族で協力して生活している
こうしてアリは、まるで人間の家族のように、それぞれの役割を持ち協力し合いながら生活しています。アリの社会は驚くほど組織的で、自然の中の小さなコミュニティとして見習うべき点も多いかもしれません。


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