ヤマトシロアリの調査と被害状況

あり

以前、現場でシロアリ調査を行いました。
帰ってきた従業員が撮影した写真を見ると、蟻道(ぎどう)が非常に長く、巣も大きい様子でした。
調査の結果、ヤマトシロアリの被害が確認されました。


ヤマトシロアリとは?

ヤマトシロアリは日本で最も一般的に見られるシロアリの種類です。
羽アリが群飛(ぐんぴ)する時期は4月〜5月頃の暖かい昼間で、イエシロアリよりも早い時期に飛び立ちます。

シロアリの羽アリは名前に反して黒色をしているのが特徴です。
ただし、黒アリの中にはシロアリと同じ時期に群飛する種類もおり、見間違えられることもよくあります。


ヤマトシロアリの働きアリの役割

ヤマトシロアリの働きアリは多くの役割を担っています。
シロアリはゴキブリの仲間ですが、アリのように高度な社会性を持ちます。

  • 女王アリと王アリ: 繁殖を担当
  • 兵隊アリ: 巣を外敵から守る
  • 働きアリ: 巣の構築、餌の収集、卵の世話など、栄養補給も担う

働きアリは自分で栄養を取れないため、巣全体の生命線ともいえます。
実際に働きアリだけを隔離すると、1週間ほどで全滅してしまうほど重要な存在です。


蟻道とシロアリの生態

ヤマトシロアリは、土壌と木材が離れている場所に蟻道と呼ばれるトンネル状の道を作ります。
蟻道は、シロアリが土や排泄物、食べ残しで作るトンネルで、光や乾燥を嫌うシロアリの大切な通り道です。
幅は約5ミリが一般的ですが、イエシロアリ並みに太いものもあります。

シロアリは外に出て活動することがほとんどなく、人前に姿を現すのは羽アリが飛ぶ時期だけです。


ヤマトシロアリの巣の特徴と被害

ヤマトシロアリは、イエシロアリに比べて比較的小さな巣を作ります
巣は塊状にならず、家屋の被害を受けている部分自体が巣になっていることが多いです。

湿った木材や土の中を好み、主に建物の下部を加害します。
大きな巣を作ることは少ないものの、長い蟻道を作って被害を広げることがあります。


まとめ

ヤマトシロアリは日本で最も一般的なシロアリで、被害の拡大を防ぐには早期発見が重要です。
羽アリの飛翔時期(4〜5月)に異変を感じたら、専門業者に点検を依頼しましょう。

蟻道の存在や、木材の被害が見られた場合はすぐに対策を取ることが家の寿命を延ばすポイントです。

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